出っ歯(上顎前突)

出っ歯とは、正常の咬み合せに対して、下顎が後退し上顎の前歯が出ている咬み合わせで、正常な咬み合わせに対し、良く咬めない歯並びのことです。

出っ歯の治療は、いつ頃始めるのがベストか!

小学生2~4年生頃から開始するのがベストです。その理由として、出っ歯のお子様の治療は、体が大きくなる現象、つまり成長を使って治療をいたします。小学2~4年生の頃、下顎の成長量が非常に旺盛な時期ですので、この時期から開始するのがベストです。

出っ歯の治療で大切な事

  • 第一段階の治療として、まず、下顎の前への成長促進を行う。
    時期としては 、前歯が萌え変わった頃より行うのが ベスト!
    下顎の成長が得られたら、次にどのような治療を行うと良いの?
  • 第二段階の治療として、上顎の前への成長を抑制を行う。
    時期としては 、小学4~5年生頃の 大人の歯並びになる少し前がベスト!

上記の成長をコントロールすることが出来れば、骨格や顔貌を整えることができ、そして一番のメリットは、永久歯を抜かない治療が出来ることです!

では、どの様な装置を用いて治療をおこなうのか?

下顎の前への成長促進を行う装置

スライディングプレート

前歯部の斜面を使って下顎骨に前方位をとらせる事により、下顎の前方成長が得られる。

バイオネーター

夜間の就眠時の装着するだけで、下顎の前方への成長を促します。学校に行く際装着しなくても良いので、お子様からは評判の良い装置です。バイオネータ夜間装着する事で、図1(治療前)、図2(治療後)の様に下顎の前方成長が得られます。

バイオネーターの治療例を見てみましょう!

治療前

バイオネーター装着時

バイオネーター装着後

治療後

患者さま情報

年代小学校 中学年
お悩み出っ歯を気にしている
症状上顎前突 + 過蓋咬合
治療法バイオネーター マルチブラケット装置(非抜歯)
期間4年2ヶ月
費用86万円位
注意事項バイオネーターは装着時間が短いと、効果が得られません。マルチブラケット装置を装着すると、食事がしづらかったりしますが慣れるに従い自然に食べれる様になります。また装置周辺は汚れが残りやすく、歯磨きには治療前より注意が必要です。

上顎の前への成長抑制を行う装置『ヘッドギア』について

ヘッドギアは

  • 上顎骨が前に出ている骨格
  • 上顎の奥歯の前方へのズレの改善
  • 上顎骨の発育抑制

などの症状のあるお子様に使用いたします。

つまり、上顎の過成長による出っ歯を改善する装置です。

ヘッドギア

治療前

ヘッドギア使用後8ヶ月

治療中

治療後

患者さま情報

年代小学生 低学年
お悩み出っ歯を気にしている
症状上顎前突 + 過蓋咬合
治療法ヘッドギア マルチブラケット装置(非抜歯)
期間8年6ヶ月
費用95万円位
注意事項ヘッドギアは装着時間が短いと、効果が得られません。マルチブラケット装置を装着すると、食事がしづらかったりしますが慣れるに従い自然に食べれる様になります。また装置周辺は汚れが残りやすく、歯磨きには治療前より注意が必要です。

バイオネーター使用後、ヘッドギアへ移行した症例

初診時

バイオネーター使用後

治療後

患者さま情報

年代小学校 高学年
お悩み出っ歯を気にしている
症状上顎前突 + 過蓋咬合
治療法バイオネーター ヘットギア マルチブラケット装置(非抜歯)
期間3年5ヶ月
費用84万円位
注意事項バイオネーター、ヘッドギアは装着時間が短いと、効果が得られません。マルチブラケット装置を装着すると、食事がしづらかったりしますが慣れるに従い自然に食べれる様になります。また装置周辺は汚れが残りやすく、歯磨きには治療前より注意が必要です。

成長をコントロールすることが出来れば、骨格や顔貌を整えることができ、そして一番のメリットは、永久歯を抜かない治療が出来ることです!

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