大人の方には舌側矯正装置(リンガルブラケットシステム)が最適
最近大人の方々の中に、歯列矯正を受診したいという気運が高まってきています。しかし今一歩踏み切れないのが、矯正装置にあります。この年になって歯の表側に矯正装置をつけるのはちょっとと思っている大人の方はたくさんいます。
そんな大人の方には舌側矯正装置(リンガルブラケットシステム)が、最適かと思われます。他人には矯正をしていることがわからずに治療できる装置です。
現在いろいろなタイプの舌側矯正装置が出ています。セルフライゲーションシステムを使ったものや3DCAD/CAM 技術を応用したものまで。最新の装置とその治療例について簡単にお知らせいたします。
現在大山矯正歯科では、5種類の舌側矯正装置を患者さんの症例に合わせてセレクトしています。以下のような舌側矯正装置がありますので簡単に説明していきます。
舌側矯正装置(リンガルブラケットシステム)
クリッピーL
クリッピーLはセルフ・ライゲーション・システムを持っており、このシステムはフリクション・フリーといわれ、矯正用ワイヤーと矯正装置との摩擦が最小限に抑えられるために、理想的な生理的矯正力がかけ易く、歯周組織と調和した歯の移動が可能となっています。このため、痛みを抑えつつ治療期間が短縮されます。また、このメカニクッスにより、前歯の後方(舌側)への移動もスムーズに行うことが可能になり、矯正治療最終段階でも歯の整直も確実に行うことができます。数多くの舌側(裏側)装置の中でも、最も進んだ機能と形態を兼ね備えたシステムと言えます。
STb
舌側矯正システムSTb(Scuzzo-Takemotobracket)は、「快適で、速く、確実な治療システム」を実現するために、Dr.Sucuzzo(イタリア)と竹元京人先生(東京)が共同で考案、開発した矯正装置です。STbとは両者の頭文字からとっています。STb舌側矯正システムは、今迄の舌側からの矯正治療における弊害ともいうべき制約を 大幅に改善し、まったく新しい舌側矯正装置として誕生しました。
インコグニート
舌側矯正システムSTb(Scuzzo-Takemotobracket)は、
「快適で、速く、確実な治療システム」を実現するために、Dr.Sucuzzo(イタリア)と竹元京人先生(東京)が共同で考案、開発した矯正装置です。STbとは両者の頭文字からとっています。STb舌側矯正システムは、今迄の舌側からの矯正治療における弊害ともいうべき制約を 大幅に改善し、まったく新しい舌側矯正装置として誕生しました。
エボリューション
ドイツAdenta社「エボリューション」進化と言う名前のリンガルブラケットです。特徴は、セルフライゲーション、ローフリクションにより、痛みを軽減し治療期間の短縮も可能です。
カーツ7th
代表的な舌側矯正・裏側矯正の装置にKurz 7th(カーツブラケット第7世代)があります。STbより大きいのですが、bite planeというテーブル状の構造を利用することでdeep bite(咬み合わせの深い状態)の治療が可能です。
マイクロインプラント
矯正用に作られたインプラントを骨の中に埋め込む事により、治療期間の短縮や、治療のゴールのレベルアップが簡単に行なえるようになりました。